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2024.02.16
「防災食を食べてみよう」を開催しました♪
みなさん、こんにちは。
HATCHいわぬまの武田です。
春並みの陽気が来たり、急に気温が下がったりと
気持ちや体が落ち着かないですね。
来るべき春に向けて、少しずつ調子を整えていきたい今日この頃です。
さて今回は
先日「いわぬまきち」と合同で実施した「防災イベント」の様子をお伝えしたいと思います。
今回は岩沼市の危機管理課の「職員派遣」を活用させていただいての「防災に関する講話」
それと自前で準備した3つのプログラムを実施しました。
講話では、東日本大震災当時の津波被害の様子や
1月に発生した能登半島地震の写真など
実際の地震災害の写真から災害発生時のイメージを知ることができました。
参加したHATCHのメンバーからは
「避難先の共通認識がなかったので考える良い機会になった」
「災害が起こったときちゃんと非難する場所を決めておかないとと思った」
という声がありました。(アンケートより)
次からはスタッフが自前で準備したプログラム。
まずは普段から実践できる「気持ちのリラックス方法」です。
よく「肩の力を抜いて」と言われるけれど、いざ力を抜こうと思うとできないもの。
そんな時は「一旦力を入れ、それから脱力する」といいみたいですね。
写真は手を伸ばして立てた親指に、息を吹きかける方法。
親指まで息を届けようと意識することで、お腹から息を吐きだす練習に。
2つ目は「災害食をたべてみよう」のコーナー。
HATCHいわぬまやいわぬまきちを運営するNPO法人アスイクでは「プラアス」を通じて家庭訪問×食糧支援を実施していますが、今回用意した防災食はプラアスのフードバンクの食品を活用しました。
用意した物は
・アルファ米の炊き込みご飯
・レトルトの防災食セット(玄米・肉そぼろ・きのこの煮つけ)
・焼き鳥の缶詰
・サバ缶
・お餅の非常食
・乾パン
・粉末スープ
今回は用意した物の中から、アルファ米の炊き込みご飯、玄米、肉そぼろ、きのこの煮つけ、お餅の非常食、乾パンを食べてみることに。
それぞれ食べられそうな物にチャレンジ。
印象的だったのは、お餅の非常食。
乾燥したお餅に冷水を注ぐと1分ほどで食べられる硬さのお餅に。
トロっとしていて食べやすく、味もおいしかったのですが、付属の味付けが「きな粉」。
きな粉が苦手という参加者の一人が
「そぼろを乗せたらおいしいですよ」
と教えてくれました。
他の参加者は
「日常の中でも非常食をいただくことで、味や食べ合わせなど、自分自身の舌に馴染ませることが大事だと思った」
「つめたいものはあまりおいしく感じなかったので、温めることができる道具も用意しておくと、非常食をおいしく食べられると思った」
と、どうしたら非常食をおいしく食べられるか、普段から考えておくことの大切さを学べたようです。
最後に「防災グッズをつくろう」ということで、今回は「ペットボトルランタン」制作に挑戦。
ペットボトルランタンはいろいろな作り方がありますが
今回はデザインをステンドグラス風にしてみようということで
お手本のステンドグラスのデザインを用意。
その上にトレーシングペーパーをかぶせて、マジックでなぞります。
こちらの写真はスタッフがつくった試作品。
個人的に印象に残ったのは
「災害を特別なこととしない。被災した際の生活をなるべく普段と変わらないかたちで過ごすことが大事」
という職員さんのお話でした。
災害食を普段から食べなれていることや、どうしたら美味しく食べられるかを工夫しておくこと。
普段の生活でのちょっとした実践の積み重ねが、災害発生時後の日常性や落ち着いた気持ちで過ごすことに繋がるのだと思いました。
ご協力いただいた危機管理課の皆様、ありがとうございました。
皆さんも何かの機会に防災について見直してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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